心が折れる折り紙ファーストシーズン⑤Wの悲劇!?キリン編
キリンです。(低音ボイスで)
今回は心が折れるというか、首が長ーくなる「超難解折紙キリン」です。
超難解折紙「ペガサス」が廃番商品となり、当店での取り扱いが終了しました。
工程数119 制作時間2時間
安定の100越え。
ん?工程数他より少ないのに、2時間?と思う方もいるかもしれませんが、作者はあの神谷 哲史 氏。
難しい折り紙といえば、まず名前が出てくる神谷氏。
その名の通り、神の折り紙とも評される超複雑系折り紙(スーパーコンプレックス折り紙)を全国で有名にしたTVチャンピオン連覇など、折り紙界を代表する生きるレジェンド。
ひらたくいえば折り紙界のイチローさんでしょうか。また武神愚地独歩とかでしょうか。って気になる人はチャンピオン読みましょう。または規格外すぎて江田島平八ともいえますね。男塾については長くなりすぎるので割愛します。。すいません。
工程数はあまり参考になりません。えーここで沈め折りなのと戸惑いを隠しきれない内容になってます。
折り紙はカラペラピス、里紙、上質紙4枚と色は違いますがドラゴンとほぼ同じ内容。
キリンはいつ折りたたむのか、ほんとに首が長ーくなるくらい折り線をつけていきます。とにかく折り線付けて要所要所で沈め折り。
今回、この沈め折りが心をポッキリと折ります。
構造も複雑で、理解するまでと、手が慣れるまでに練習必須の難解作品です。
ではいってみましょう。
例によってキットの紙がもったいないので、当店でも販売している「焦茶筋入クラフト24cm角」の裏面を使います。
まずは折り線をつけていきます。
裏面を使うときはうっかりオモテだと勘違いする時があるので注意しましょう。
折り線をつけるところは必ず基準となる線を使うので、あせらず落ち着いてしっかりと線をつけていきます。あやふやな線をつけないことが攻略のカギです。
これから少しずつ折りたたんでいきます。
厚い紙だと線がずれやすくなるので気をつけましょう。
折りたたむ工程がはじまり、順調順調。
おっなんだか、楽しくなってきたぞ⤴
と、ここで沈め折り⤵
(開くタイプのオープン・シンクです)
しかも、Wタイプの沈め折り。
ここで心が折れたら、Wの悲劇です。
角川映画の全盛期ですね。
沈め折りさまが
お沈まりになりました。
沈め折りを乗り越え、形が少しずつ見えてきました。
と、思いきや、、、
ここから、怒涛の沈め折りラッシュがはじまります。
もうWじゃなくて、Zだよ!と言いたくなる沈め折りラッシュ。
静まりました。
疲労感を感じつつ、形になってきました。
ラッシュを乗り越え、細かい部分を折っていきます。
峠を越えた感じもしますが油断は禁物。
せっかくここまできたので、丁寧、丁寧、ていねーいに折りましょう。
いよいよきました。
形を整えて、、、
フ-ッ!完成!!!
快・・・感・・・
制作時間もだいたい2時間くらいでした。
紙がパリっとして、細部まで気持ちよく折れました。
柔らかい紙よりは包装紙のような材質で折ると折りやすいです。
これはカラペラピスでだいぶ前に折ったやつです。
やはり紙で変わりますね。
ところで、このキリンというテーマ。
実は日本人より海外の方に人気があったように思います。(当店の販売傾向として)
紙や折り紙の好みも人それぞれだなと思った次第です。
Wの沈め折りの悲劇を体験できる超難解折紙。
それは
(低音で)
キリンですm(折)m
つづく。
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