超難解にして超強敵マンモス!!心が折れる折り紙セカンドシーズン②

超難解にして超強敵マンモス!!心が折れる折り紙セカンドシーズン②

さてさて、「ユニコーン」に続き大トリをつとめるマンモスです。

店頭、オンラインショップでも販売しております。

作者はキリンペガサスでおなじみの生きる伝説ともいえる、「神の手」神谷哲史氏。

工程数は124とユニコーンよりも少ないので、なーんだと思われる方もいるかもしれないですが、個人的な見解としては心が折れるシリーズのなかで、マンモスが一番難しいです。

制作時間も2時間30分で終わるというのは、なかなか難しいです。3時間ちょっとで終われば御の字でしょう。

工程数といっても、あくまでひとつの展開が1工程となっております。

それがまた、1工程につき

 

超・難・解

 

なわけです。

そして折る数も多いです。

1工程につき、確実に

 

心を折ってきます。

 

まさに「紙が折れるか、心が折れるか。」
の象徴的な折り紙といえるでしょう。

なので、感じ方としては200工程ぐらいに感じるかもしれません。
(あくまで個人の見解です)

 

さて、中に入っている紙ですが、純白ロール紙2枚と上質紙4枚。

右から純白ロール紙2枚と上質紙4枚

純白ロール紙はユニコーンと紙質は同じです。
ユニコーンは青色でしたが、マンモスということで、こげ茶色です。

ユニコーンでもお伝えしましたが、まずは上質紙で練習してから、本番の純白ロール紙を使うことをおススメします。

特にマンモスは、

 

上質紙から使うことをオススメします。

 

純白ロール紙を使う前に練習した方がいいです。

 

そう、心が砕け散る前に・・・。

 

では、いざ参りましょう。

と、その前にキットの紙は貴重なので、当店でも販売している「tカラぺ30.2cm角」を使ってこげ茶色と白色を裏打ちして折りたいと思います。

単色のみもあります。
「tカラぺ30.2cmマロン」、「tカラぺ30.2cmホワイト
全20色、他の色も取り揃えております

「tカラペ」は非常に薄いティッシュのような薄い紙です。
元々はラッピングペーパーなのでオシャレに包んだりできる紙でもあります。

とりあえず間に合わせでスティックのりを使いますが、ちゃんと裏打ちするときは、障子を貼ったりするような「でんぷんのり」をぬるま湯で薄めたものや、スプレーのり、などを使って裏打ちしましょう。紙によっては木工用ボンドを薄めたもの使ったりしてます。

スティックのりは最初接着できているようにみえますが、途中で折ってるときに、はがれたりすることがあるのであまりおススメしません。

間に合わせでスティックのりで裏打ちしました。
良い子はマネしちゃだめよ。

 

まず最初に折り線をつけていきます。

いっぱい折り線つけます。

今回のマンモスの折り線は5等分、10等分の折り線をつけていくわけです。

つまりマンモスは、

蛇腹

構造になっています。

これがまた、全部蛇腹ならまだいいんですが、線が交差しているところだけ10等分の折り線つけるとか、とにかく複雑です。
一度つけた折り線は元には戻りません。

あ、間違えたーっ…


気づいた時には、

 

手遅れ

なわけです。

 

左から4番目と上から6番目が交差する点と、左から…、といったかんじで、それぞれ3個所を結ぶところのみ折り線をつける作業。

慣れないうちは、鉛筆などで交差するところに印をつけると分かりやすくなるかと思います。

鉛筆で印をつけました
こんな感じに点で結ぶ所のみ折り線をつける

これが片側だけで良いならいいんですが、

折り紙で心が折れやすいキラーワード

 

「反対側も同じ」

 

これで反対側は鏡になるので慣れないうちは印をつけましょう。

最初は抵抗感がありますが、心が砕けてしまうよりは良いでしょう。

 

ようやく約20工程ぐらいから折り畳みます。この20工程が長いこと…

長かった。。

つけた折り線でおりたたんでいき、
等分につけた折り線を使って、蛇腹にさらにおりたたんでいきます。
蛇腹に折りたたんだ形

 

おそらく、多くの方が挑み、そして散っていく…
心が折れはじめるであろうデンジャラスゾーンの
はじまりはじまりー。(もうおかしくなってきました。)

 

そして、シリーズ最大の山場ではないかと個人的には思ってます。

 

 これが
こうなります

パッと見てそんな差はないように見えますが、
この間に、工程が分岐します。

どちらとも、

 

「沈め折り」

 

をするわけですが、

内部に角を押し込む、心が軽く砕けるだけコースと、

きれいに仕上げたい場合は広げて折りたたむという、もう広げたら折り畳むまで元に戻れない、心が砕け散るコース(上級者向け)に分かれます。

わーい。

 

ここは沈めたところ以外はそのままの形に保たなければならないというところが厄介でして、分からなくて何回もやり直しているうちに元に戻せなくなり、最初から再度折りたたんでみるもの、やっぱり上手くいかなくて…。

これを繰り返しているうちに、心が砕け散っていき、そっと袋に折り紙と折り図をしまうことになるわけです。(オリガミマンの体験談です)

 

まさに超難解。

チョウナンカイと読みます。知っとるけ?

もうダメです。。

 

慣れないときは沈めるところを鉛筆で印をつけることを猛烈にオススメします。

詳細は実際に折ってみてください(泣)

それでたぶん分かります。

また、折りたたむときにしっかりそれぞれのフチや角が合わさるように、しっかりと折りたたみましょう。それがコツです。

ただ、このあとに「反対側も同じ」が出てくるので慌てずに対処しましょう。

一度出来てしまえば、手が覚えているのでクリアできることでしょう。

 

デンジャラスゾーンをのりこえました。
ここでもうかなりの疲労感です。

さて、次に進みます。

危機を乗り越え、さらに形を作っていきます。
折りたたんでいき、かぶせ折りして、牙部分を作ります。
長い鼻や、牙、顔の部分を作っていくために
蛇腹構造が必要だったんだなと気づかされます。
カラダを立体的にしていきます
鼻、顔、前脚と作っていきます

 

そして、長き戦いの末…

 

完 成!!(号泣)

 

達成感と疲労感が同時にきます・・・

二夜連続2時間ドラマがやっと終わった感じです。

疲れた・・・。

 

セカンドシーズンのユニコーンとマンモス。
強敵でした。

 

さて、マンモスといえば、

スーパーフェニックス率いる知性チームのパワー担当。

めちゃくちゃ強くて、知性をあわせもつ超人。

7800万パワーの「マンモスマン」を思い出します。

最強タッグ

きたる戦いにむけて竹林でマンモスマン対策をしていたウォ―ズマン。

しかし襲撃にあい、対策したはずが、、、

「ウギャア キ◯肉マーン!!」

くわえたのにドリルって、おいっ!

なんて強いんだと少年時代に思ったものです。

詳しくはキ◯肉マンを読もう!

マンモスマンの必殺技「ビッグ・タスク」を
彷彿とさせる立派な牙

 

背景変えればシックなたたずまい。
レザック75 を使ってます。

とにかく難しかったですが、夏休みのチャレンジに大人もキッズも熱くさせる

超難解折紙!

 

「超難解折紙」1・2 クリアで
勢ぞろい!
心が折れるおりがみシリーズ
「超難解折紙」全部折れると超楽しい!
完全制覇しよう!!

折り紙の魅力にハマること間違いなしのオススメです!

 

つづくm(折)m

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金沢近江町市場のオリガミマンです。折り紙や和紙・洋紙、文房具のお店を営んでおります。折り紙と紙を愛するメンズです。たまにマラソンもやっています(絶賛サボり中)

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