ピッチを刻め!ブルと一体化!?4年ぶり金沢マラソンへの道⑤
ようやくスタートした金沢マラソン2022。
5kmまでペースはバラバラではあるものの淡々と進みました。
犀川大橋を渡り、若干の上り坂。
上り坂の走り方って人それぞれあると思うのですが、おりがみマンなりの走り方があります。
あまり坂は練習してなかったのですが、体が覚えてました。
手のひらを上り坂の角度と平行に合わせて力まずに大きく腕を振って、骨盤と肩甲骨が対角線に動く反発の推進力で走ります。目線は少し斜め下を見ます。前方のランナーの方との距離感は踵から足首ぐらいを見て、抜くときはそれを見ながら抜きます。あまり頂上をみると辛くなるので、坂が終わるまでしばらくそのまま走ります。もちろん視線は斜め下側ですが腰が折れたりしないように基本は前傾姿勢でしっかり胸を張って走らないと太ももにダメージがきます。
この手の角度を坂に合わせるというのがポイントで、視線が手のひらと坂を平行にすることで、坂に感じなくなるという錯覚を利用しています。自分で自分を騙す感覚です。これで結構すいすいッと何人か抜きました。
あとはリラックスすること、坂はがんばって走ると疲れるので体全体を振り子のように使うのがコツかなと思います。
過去に6年ぐらい前かと思いますが、能登万葉マラソン、黒部名水マラソンなどの坂はこれで走り3時間21分ぐらいで走れた記憶があります。
ただし、これはあくまで、おりがみマンなりに楽に走る方法なので自分なりの攻略法を身につけておくと良いのではないかと思います。
さて、坂を上りきり野町広小路交差点から寺町へ。
ここで最初の給水所。
基本的に全部給水は取る派です。
スポーツドリンクで水分補給。
取るときは減速せずに、指でコップを内側と外側で挟むように縦から入れて取ります。
横から取ると倒れる場合があるからです。(経験談)
少しコップの口を軽くつぶして少しずつ飲みます。一気にいくとむせるのでご注意を。
水の場合は半分飲んで半分は体に少しかけたりして、暑い日の場合は体温を下げるのに使ったりしてます。ごみはゴミ箱へ。ごみ箱の大きさをチェックしておいてよかったデス。
6km目 5分01秒
少し遅いですが10kmまでは気にしないことにしていたので無視します。
ここから山側環状へむけて下りです。
気をつけたいのは設定ペースよりも上がりすぎること。
気持ちいいからと飛ばしすぎるとあとでカウンターとなって返ってきます。
近江町市場のこども料理教室体験などでお世話になっている、Tさんが応援してしてくれておりました。
名前を呼んでいただいて気づけました。
ありがとうございます!
そうこうしているうちに、7km目4分59秒
ちゃんとおさえてます。
いまは飛ばすときではないので。
と、ここで「いいペースやね」とスタートラインでも一緒だったJさんが登場。
今日は暑くなりそうですね。と会話。
しばらく並走してましたが、なんとなくJさんのペースに合わせて走ってましたが、Jさんはおりがみマンより速いのでペースを合わせるとバテちゃいそうだなと冷静に判断。
またJさんは身長が大きくスタイルも良くて足も長いです。うらやましい笑
どちらかというとピッチ数よりストライドが大きい印象です。
おりがみマンはトコトコ走るのでピッチ数がだいたい197、8でペース走を走るのでスピードは同じでもリズムがちょっと違うんです。
たぶんJさんはピッチ数は180台もしくは190台前半だろうと。
自分のピッチ数をたたき込むのに2日前から便利なメトロノームがYouTubeで公開されておりましたので聞いたりしてました。
安定したピッチを保つために、結構いい練習じゃないのかなと密かに思っております。
聞いてみると違いますよね。
よく走っているときって何考えてるんですかとか、やっぱり無になるんですかとか聞かれますが、基本的に走ってる時は主に自分の足音を聞いてます。と答えてます。
音によってソフトな接地の感触を確かめるためと、自分のピッチを確認するためです。
だから集団についていくときでも同じようなリズムで走っているランナーについていくことが多いと思います。
また、体が完全に温まっていない状態でもあるので、疲労感を感じやすいという気しました。
後半だとあまり気にしなかったと思いますが、正直どこまで走れるかが全く分からない状態でもあり、自信もなかったということもあり、ちょっと敏感になっていたかもしれません。目標は二人とも3時間30分を切ることなので、いったん少し横に距離をとりました。Jさん、すいません。
とはいえ、J さんとはこの後しのぎを削ることとなりますがそれは後ほど。
すると、ここでワラーチランナーたつるさんも登場。
今日は暑いですね、序盤は飛ばさないように気をつけましょうね。みたいなことを話したと思います。
たつるさんはというと、でもいけるときは飛ばしたくなりますよね!みたいな感じでピューっといっちゃいました。多分4分30秒台で行ったのかなと思います。
後半大丈夫かいな?と思いながら、淡々と自分のリズムで刻みます。
8km目4分44秒。少し速くなりました。
と、ここで人も少しずつばらけてきたのか、個人への応援がそれぞれ多くなってきました。
おりがみマンへの応援も、ブルかわいい~!とか、ワンちゃんのっとる~、おりがみマンのゼッケンを見てからアレ折り紙じゃな~い?、なんか頭に乗っかとる~、おりがみマンがんばれ~、などなど。
どちらかというと、ブルへの応援が多く、人気です。
応援していただいた方々には少し通り過ぎても、手を挙げたりしてできるだけ応えました。
2つ目の給水所でもワンちゃんだ~、かわいい~、おりがみマンがんばって~、と応援いただきました。ありがとうございます!(わん!)
9km目4分45秒
ここから山側環状道路を走ります。
少し上りです。
先ほどの手のひら角度平行作戦で上りのところはクリアしていきます。
風も少し右側から吹いている感じでした。
ブル大丈夫かなと若干心配になりましが、微動だにしません。
この風でトラブルがないようなら、もう大丈夫だなと不安要素が一つなくなりました。
ときおり風よけに前にいるランナーの後ろに移動したりして、なるべく負担がないように細かく調整。
道路も左側が少しボコボコしており、滑る感じがしたので足の力を使いすぎないように右側の平らな部分に移動したりと少しでも楽に走れるように工夫しました。
10km目4分52秒。
10km地点ということで、アミノバイタルゼリーを補給。
全部飲まず、半分だけ飲みました。
10km、20km、30kmにゼリーの補給をする作戦でしたので実行しました。
エネルギーが枯渇しないように大事な補給です。
ポケット付きパンツにして正解でした。
スゴイ楽です。
11km目4分48秒、12km目4分52秒、13km目4分48秒。
淡々と走ります。
そこからトンネルを抜けて、14km目5分01秒。
田上町にきました。フラットな道路で走りやすいです。
ブルへの応援をたくさんいただきながら、応えていきます。
ここらへんで、Jさんと再び並びます。
ここまでくるとリズムの違いは気にならなくなり、自分のペースをしっかり刻むことができたので、そのまま走ります。
エイムってここら辺やったけ?とJさん。
知り合いの方でも応援でもいるのかなと思いましたが、そのままスタタと軽そうに走り去っていきました。
お互いの走るリズムが確立してきたのでよかったです。
15km目4分47秒。
16km目4分45秒。
左折して旧街道まちなみゾーンへと向かいます。
途中、かぶり水が右側にあり、ブルに水がバシャッとかかるとまずいので左側に移動します。
キープレフトです。
17km目4分46秒。
小道に入り、クランクになっています。
そこまで気にするようなクランクではないのですが、減速しないようなコース取りに努めます。
ここで近江町市場のフリーペーパー「お!のある暮らし」でも編集を担当しているNさんから応援。
おりがみマンも編集委員として折り図を寄稿したりしてます。
いつもムズカシイ・・・というお声が多いのですが汗
「お!のある暮らし」バックナンバーはコチラからどうぞ。
18km目4分49秒。
小道を抜けると、スタート後の兼六園下に戻ってきます。
ここで太鼓がドンドコドンドコと、後半に向けて高揚感とアドレナリンが出まくります。
太鼓の達人たちに、グッドな太鼓ありがとー!という感謝の気持ちを込めて親指でグーってしながらコーナリングしました。めちゃくちゃ気持ちよかったデス。
19km目4分39秒。
上がりすぎました。反省。
金沢裁判所前では、序盤で応援いただいた近江町市場の方々が移動して応援にまわってくれていました。
撮影は呉服店の社長Mさんです。
いい写真をありがとうございます!
まだまだポーズをする余裕のあるおりがみマン。
たしか興奮しすぎて、ワンワンワンッ!って言って応援に応えた気がします。
完全にブルと一体化してます。
そこから、ひがし茶屋街方面へ向かいます。
20km目4分40秒
この区間は全体でみると緩い下り坂なので自然にスピードが上がります。
20kmになると体が温まり、一番調子が上がってくるときでもあります。
さらに地元の応援、知人がいるとなるとアドレナリンが出まくりで、いッてヤラ―!となるわけです。
それが甘い罠です。
地元のマラソンというのは応援が力にもなりますが、自分でコントロールしないとオーバーペースの原因にもなるので、金沢マラソンの20km区間前後というのは結構大事な区間だと思います。
過去に4分18秒とかあきらかにオーバーペースで何回も上げすぎて後半撃沈したという苦い記憶しかありません。だいたい設定ペースより10秒以上も上げるとオーバーペースだとタカヤマラソン先生が動画でおっしゃっておりましたので、ここは絶対におさえないといけません。
さあ、ようやく20km地点まできました。
ここからどうなるの教えて、おりがみマーン!
つづくm(折)m
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